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こんにちは。エコキュート・省エネ設備専門店・Coolsのきよみです。
節約を考えると、まず思い浮かぶのは「エアコン」や「冷蔵庫」といった家電ですよね。
そして見落とされがちなのが、お湯をつくる「給湯費」です。
実は、経済産業省・資源エネルギー庁が毎年公開している「エネルギー白書」によれば、家庭で使うエネルギーのうち約27〜28%は「お湯(給湯)」が占めているんです!
さらに「暖房」が約25%。つまり、冬はこの2つだけで家庭のエネルギー消費の半分近くを占めることに。
「お湯を沸かすこと」と「部屋をあたためること」が、冬場の家計にとって最も大きな出費ポイントとなります◎
この記事では、節約を考えるときに見逃せない冬前にチェックしておきたい住宅設備のポイントを、プロの視点からわかりやすく解説します。
▼最新の省エネ給湯器への交換で最大17万円の補助金が受け取れます
光熱費に影響を与える家電ランキング上位は?
光熱費を圧迫する設備=冷房ではなかった!
家庭の電気代やガス代を押し上げているのは、実は「目に見えにくい」ところ。
冷蔵庫やテレビなどは「常に動いているからお金がかかる」と思われがちですが、実際には以下のような内訳になっています↓
- ・給湯(お風呂・シャワーなど):27.2%
- ・冷房:3.4%
- ・暖房:25.3%
- ・厨房(キッチン・炊飯器など):9.7%
- ・動力・照明その他:34.4%
※参考資料:世帯当たりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移(資源エネルギー庁)
「冷房は高い」と思いがちですが、実際は 年間通してみると冷房の割合はたったの2〜3%程度。
家庭の光熱費で大きな割合を占めるのは、実は「給湯」なんです。
家計における給湯費は、ピークの冬場には全体の約3割にものぼるといわれています。
光熱費は今後も上がる?政府発表から見る家計のリスク
ここ数年、電気代やガス代の高騰が続いています。
政府は2023年から「電気・ガス価格激変緩和対策事業」(現在は「電気・ガス料金支援」)として光熱費の負担軽減策を行いましたが、この支援は2024年度以降、段階的に縮小されました。
その影響もあり、2024年には東京電力や関西電力をはじめ複数の大手電力会社で、家庭向け電気料金が実質的に値上げとなっています。
ガスについても、都市ガスには一部支援が行われましたが、LPガス(特に地方の戸建てで多い)は補助の対象外。実際にLPガスは都市ガスに比べて割高で、地方在住世帯ほど負担が大きいのが現状です。
▼東日本大震災以降(2014~2016年・コロナ禍を除いて)電気料金は上がり続けている。
※出典:資源エネルギー庁│電気料金の変化
世界的なエネルギー価格の高騰やガス・電気のコスト増加、季節や天候による需要の変動など、さまざま理由から、今後も光熱費は上がり続ける可能性が予想されています。
そのため、家庭で負担の大きいエネルギーの消費を減らすことは固定費削減・節約のカギとなります!
次の項目では、給湯費に大きく影響する『給湯器』について詳しく触れていきます。
冬前に「給湯器のチェック」が必要といわれる理由
一般的に、給湯器の耐用年数は10〜15年 と言われています。
「まだ使えるから大丈夫」と思って使い続けている古い給湯器。
実はこれがムダな光熱費を発生させていたりトラブルの原因になることも少なくありません。
- ・突然お湯が出なくなる
- ・給湯温度が安定しない
- ・ガス代・電気代がじわじわ高くなる
こんな現象が見られるようになったら、「給湯器の寿命サイン」です。
部品が劣化し効率の悪い給湯器を使い続けると、光熱費が余計にかかるのはもちろん、真冬に故障して慌てて交換することになり、思わぬ痛い出費が発生する場合もあります。
特に冬場はお湯の使用頻度も高くなり、トラブルが増えやすい時期。
急にお湯が使えなくて困っても、業者が繁忙期ですぐにスケジュールを組むのが難しい、なんて事態も起こりえます。
そこで、本格的な冬が始まる前に一度給湯器設備を見直し、必要に応じてメンテナンスや交換を検討することが、節約や暮らしの安心につながります。
▼エコキュートのベストな交換時期についてはコチラで解説!
空気の熱でお湯をつくる「省エネ給湯器」に注目
節電・節水になり環境にもやさしい「エコキュート」
家庭での光熱費の中で「給湯費」は大きな負担となるとお伝えしましたが、お湯をつくるエネルギーを無駄なく使える機種に交換するだけで、毎月の電気代・ガス代を抑えることが可能です。
そこで注目されているのが、空気の熱を利用してお湯をつくる「エコキュート」です。
従来のガス給湯器や電気温水器と比べて、使用するエネルギーが少なく済むため、長期的な光熱費の節約につながります!
エコキュートに交換するメリット
- ・年間の光熱費を効率的に抑えられる
- ・CO₂排出量も削減できるのでエコ
- ・給湯器本体の寿命が長く安心
国からの補助金を使えば、最新の機種をお得に設置可能
エコキュートの導入には国からの補助金も用意されていて、対象の機種を購入すると最大で17万円の補助金を受け取ることができます。
これは、国が光熱費負担の軽減や温室効果ガスの削減を目的に、家庭の省エネルギー化を推進し、省エネ性能の高い給湯器の導入を支援しているためです。
エコキュートは現在、各メーカーからさまざまなタイプが用意されており、家庭の人数やライフスタイルに合わせて選べます。
お住まいの地域の環境に合わせて、寒冷地仕様・塩害地仕様、オール電化住宅向けの「おひさまエコキュート」など、幅広い用途で対応可能になっています。
特に、家庭でお湯を多く使う方や、光熱費の負担を少しでも抑えたい方は、交換や導入を検討する価値があります◎
給湯器の故障や交換はどこに相談すればいいの?
給湯器のトラブル対処法は3パターン
給湯器の調子が悪いと、「どこに連絡すればいいの…?」と悩みますよね。
給湯器トラブルにもいくつかの対応方法があります。
- ・修理で直せる場合
- ・部品交換で対応できる場合
- ・そろそろ買い替えを検討したほうがいい場合
どの方法が最適かは、給湯器の種類や設置状況、使用年数によって変わります。
だからこそ、専門知識を持ったプロに見てもらうと安心です。
給湯器診断のプロ・Coolsなら安心!
私たち住宅設備専門店Coolsでは、エコキュートを筆頭に年間4,800件以上の施工実績があります。
経験上、給湯器の故障はお湯の使用頻度が高い冬の時期に集中し、「突然お湯が出なくなった」という緊急のご相談も例年数多くいただきます。
そのため、本格的な寒さが厳しくなる冬前に余裕を持って点検・交換を検討するのがおすすめです。
さらに、補助金を活用できる今なら、家計への負担も抑えながら安心を手に入れられるタイミングでもあります◎
よくある質問(Q&A)
Q1:給湯器って、どのくらいで交換が必要になるの?
A:一般的に給湯器の寿命は10〜15年と言われています。
10年を超えると効率が落ち、光熱費がじわじわ高くなったり、突然故障するリスクが増えます。長く使っている場合は、点検や交換を検討するのがおすすめです。
Q2:修理と交換、どうやって判断すればいいの?
A:部品の劣化や小さなトラブルなら修理で済むこともあります。
ただし使用年数が10年を超えている場合は、修理しても再度トラブルが出ることが多く、結果的に交換のほうがコストを抑えられるケースが多いです。
Q3:給湯器が壊れると、すぐに工事してもらえるの?
A:業者によっては、即日交換も可能です(Coolsでは最短即日のご案内できる場合もあります)。
ただし冬場は「お湯が出ない!」という相談が集中し、工事まで数週間待ちになることもあるため、繁忙期に入る冬前に余裕を持って点検・交換しておくと安心です。
Q4:エコキュートに交換すると本当に光熱費は安くなる?
A:はい。エコキュートは空気の熱を利用してお湯をつくるため、従来のガス給湯器や電気温水器よりも消費エネルギーが少なく済みます。
家庭の給湯費は全体の3割を占めるため、省エネ効果が大きく、長期的な節約にもつながります。
Q5:補助金って誰でも使えるの?
A:国の「給湯省エネ2025事業」では、対象機種のエコキュートを導入すれば最大17万円の補助金が受け取れます。
ただし申請は登録された施工業者を通じて行う必要があるため、対応できる業者に相談することが大切です。
給湯費のムダを削減!冬前の点検で家計も安心に
ご参考にしていただけましたか?
今回の記事をおさらいすると、
- ・家庭の光熱費の約3割は「給湯費」
- ・電気代・ガス代は今後も上昇予測
- ・古い給湯器は光熱費&故障リスク大
- ・補助金でお得に最新の省エネ機種に
→ 家計に大きく影響する住宅設備の代表「給湯器」は、冬前に見直しておきたい出費ポイントです。
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