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こんにちは。エコキュート・省エネ設備専門店Coolsのふるたです。
エコキュートを選ぶ際に、薄型エコキュートと角型エコキュートがあってどちらを選んだら良いかよくわからないですよね。
「薄型と角型って何が違うの?」
「サイズはどのくらい違う?」
「それぞれのメリットデメリットは?」
この記事では、薄型エコキュートと角型エコキュートの違いや、それぞれのメリット・デメリットについて説明していますので、ぜひエコキュートを選ぶ際の参考にしてみてくださいね!
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エコキュートの「薄型」と「角型」の違い
形の違い(何が「薄型」「角型」なの?)
- ・薄型(スリム型):奥行きや幅を抑え、背を高くした細長いタンク。狭いベランダや通路に置きやすいのが特徴。
- ・角型:横幅・奥行きが大きめで背が低め、従来からある「箱型」のタンク。設置スペースに余裕がある方向け。
※どちらも「貯湯タンク」の形状の違いで、ヒートポンプ(外の室外機のような部分)は基本的に同じく別置きのケースが多いです。
給湯量(リットル)・性能について
給湯量(タンク容量)は「角型/薄型」の形状ではなくリットル(例:370L、460Lなど)で決まります。
→ つまり「薄型だからお湯が少ない」というわけではなく、薄型でも370Lなど一般家庭向け容量はしっかりと用意されています。
省エネ性能(APF/年間給湯保温効率)も機種の設計次第。薄型でも角型と同等レベルのAPFを出すモデルが多く、形状が直ちに効率を下げるわけではありません。
選ぶときはAPFの数値に注目して比較してみてください。
設置スペースと工事のしやすさ
薄型エコキュートの利点
狭いベランダ、通路、水道メーター周りのスペースが限られる場所に設置しやすい。
集合住宅のベランダや隙間スペースに強い。
角型エコキュートの利点
設置スペースに余裕があれば見た目や据え付け安定性で有利な場合あり。脚部や作業スペースが確保しやすい。
どちらを選ぶにしても、本当に設置可能かどうか事前に業者が寸法や搬入ルートなどを確認してくれます。
価格面の違い
一般的には設計・素材の工夫がいることから、薄型エコキュートの方が若干高めになりやすい傾向です。
ただし、機能(APF、制御機能、サイズ)やメーカー、キャンペーンによって差があります。
見積りで本体+搬入費+撤去費(古い機器の処分)+工事費を合算して比較してみてください。
寸法とサイズ選びのポイント
「薄型」と「角型」の寸法の違いを比較してみよう
薄型エコキュートの寸法は、一般的にスリムでコンパクトになっていますので、スぺースがあまりない場合でも設置可能です。
しかし、高さや幅や容量は機種によって異なりますので、設置場所の確保や給湯量のニーズに合わせて選ぶことが重要です。
メーカーごとに違いはありますが、
【薄型エコキュートの寸法】
- 「幅、107cm〜112cm」(前から見た時の横幅)
- 「奥行き、43cm〜44cm」(横から見た時の厚さ)
に対して、
【角型エコキュートの寸法】
- 「幅、約60cm」(前から見た時の横幅)
- 「奥行き、約70cm」(横から見た時の厚さ)
となります。
同じメーカー同士で比較してみよう
(例)ダイキンの薄型と角型の違いを比較
- 薄型エコキュート:ダイキン【EQX37XFTV】のサイズは、1,813×幅1,075×奥行き438mm
- 角型エコキュート:ダイキン【EQX37XFV】のサイズは、1,825×幅630×奥行き730mm
なので、薄型の方が、横から見た時の厚みが292mm薄くなります!
これなら、通路にスペースがあまりないお宅でも設置が可能になりますね!
※メーカーごとに表記が異なりますが、今回は伝わりやすいように正面から見た時は横幅・横から見た時の幅は奥行きと表記しています。
逆に、角型エコキュートは設置スペースさえあれば、薄型に比べ高性能で安価なものが多いのでおすすめです。
設置場所のスペースや設置方法を考慮し、家族の人数や給湯の頻度、使用習慣なども重要な要素となりますので、販売店と相談しながら慎重にエコキュートのサイズを選ぶことが大切です。
省エネ効率の比較
省エネ性能は「年間給湯保温効率」の数値でわかる
エコキュートの省エネ性能は「年間給湯保温効率」の高さで表します。
年間給湯保温効率とは、エコキュートがどのくらいの電力をかけてお湯を沸かすかを示す数値です。
給湯にかかる電力が少なければ当然ながら電気代は安くなります。
目安として、0.1変われば年間の電気代に約1,000円の差が生じると言われているので、年間給湯保温効率の数値が高いものを使用すると地球にもお財布にも優しいですね♪
薄型と角型では年間給湯保温効率はどのくらい変わる?
日立製エコキュートで比較
- 薄型エコキュート:BHP-FS37SHの年間給湯保温効率は「3.0」
- 角型エコキュート:BHP-FG37WUの年間給湯保温効率は「3.5」
これを年間の電気代に換算すると、角型タイプの方が約5,000円ほど年間で安くなる計算になります!
薄型と角型のメリットとデメリット
薄型エコキュートのメリット・デメリット
薄型エコキュートのメリットはなによりも、コンパクトなサイズによるスペースの節約で設置場所の選択肢が広がることです!
エコキュートは基本的に屋外に設置するものなので、ユニットの圧迫感を軽減して外観がスッキリ見えることも魅力的。
一方で、給湯量の制約があることや、角型に比べてラインナップが少なく、価格も割高になりやすい傾向にある部分がデメリットとして挙げられます。
角型エコキュートのメリット・デメリット
角型エコキュートのメリットは、大容量のタンクによる快適な給湯と多人数世帯に適した性能です。
また、薄型と比較してラインナップが豊富に揃っていて、選べる機種の選択肢が幅広いことが魅力です。
デメリットとしては、屋外ユニット(貯湯タンク・ヒートポンプ)の設置スペースが角型よりも広いスペースで必要になる点です。
選び方のコツとしては、設置スペースの確保や世帯構成など給湯量のニーズを考慮すると失敗しにくくなります。
まとめ:薄型・角型の特性を理解して、最適なエコキュート選びを♪
エコキュートを選ぶ際には、生活スタイルや設置条件を考慮し最適なサイズと性能のバランスを見つけることが重要になります。
薄型エコキュートと角型エコキュートを比較検討し、自分に最適な給湯システムを選びましょう。
弊社では、
「屋外のスペースが狭く、薄型しか設置ができないと思っていた…」
「他社では薄型から角型への交換設置ができないと言われた」
このようなお客様でも、実際に現地調査をさせていただき薄型から角型に交換した実績も数多くあります。
薄型のみではなく角型への交換を視野に入れることで、
「より高圧力なタイプ」
「耐震性に優れたタイプ」
「容量が大きいタイプ」
「太陽光との連動ができるタイプ」
など、ご自分に合ったエコキュートを選択できる可能性が広がります!
事前の現地調査・見積もり作成は無料で対応しております◎
エコキュート交換でお悩みの方は、ぜひ一度お気軽に給湯器交換のプロ・Coolsまでご相談くださいませ。

