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こんにちは。住宅設備専門店・株式会社Coolsのきよみです。
今日のテーマは、築10年を過ぎたマイホームにお住いの方にこそ、今すぐ見てほしい給湯設備の話。
「え、うちの給湯器って…そろそろヤバい?」
「築10年、そろそろ外壁も汚れてきたし、何かリフォームしないと」
そんな風に考えたとき、見た目ばかりに目が向いていませんか?
でも実は、リフォームで一番後悔するパターンは、生活に直結する設備を後回しにすること。
特に見落とされがちなのが「給湯器」です。
- ✅ 最近お湯の温度が安定しない
- ✅ 冬の朝、シャワーがぬるく感じる
- ✅ ガス代が上がってるのに気づかず放置
- ✅ 「あれ、音変じゃない?」って思いながらも使ってる
- ✅ なんとなくそのまま。でも不安…
もし1つでも当てはまったら、要注意。
この記事では、 古い給湯器を使い続けるリスク、節約につながる設備リフォームの考え方を、省エネ設備のプロの視点から分かりやすく解説していきます。
後悔しないリフォームは、「壊れる前に知ること」から始まります◎
古い給湯器をそのまま使い続けるリスクとは?
築10年を過ぎたあたりから、設備の劣化が少しずつ見えてきます。
給湯器の寿命はだいたい10〜15年。
つまり、「築10年」を過ぎた家は、いつ突然の故障が起こってもおかしくない状態なんです。
タイミング悪く真冬の夜だったり、業者がつかまらず、数日間お湯が出ないなんてことも。
買い替えサインを無視して使い続けると、こんなリスクがあります👇
- ・お湯の温度が不安定になる
- ・着火音や異臭、振動などの違和感
- ・ガス代や灯油代の高騰に気づかないまま使い続ける
- ・冬場に突然壊れて、お湯が一切使えなくなる
給湯器が壊れて特に困るのが、冬・夜間・週末など業者の手配が難しいタイミング。
そうなると復旧まで数日かかることもあり、ライフラインに直結するだけに、影響が大きい設備です。
設備リフォームは「給湯」から始めるべき理由
毎日使う設備ほどその後の満足度も高い◎
リフォームと聞くと、つい目につくキッチンや壁紙、外観ばかりに目が行きがちです。
でも実は、暮らしの快適さに直結しているのは「給湯設備」なんです。
お風呂に入る、顔を洗う、食器を洗う。どれも「お湯」があってこそできる日常。
それだけに、老朽化やトラブルがあって初めて「こんなに大事だったんだ」と気づく設備でもあります。
古い住宅設備は金食い虫になる可能性も…?
設備が古いままだと、性能の低下などから無意識のうちにガス代や電気代がどんどん膨らんでいることも。
逆にここを見直せば、毎月の支出が目に見えて変わってくる可能性が高いです◎
近年は、災害など「非常時」の備えとしても注目されています。
万が一ライフラインが止まったとき、貯湯式の設備なら生活用水として役立てることもできるのは、大きな安心材料です✨
▼住宅設備のプロが、省エネや給湯器のお悩みに丁寧にお応えします。
給湯器の選択肢として注目される「エコキュート」とは?
エコキュートは、空気中の熱と少しの電気を利用してお湯をつくる、ヒートポンプ式の高効率な給湯システムです。
イメージとしては、エアコンのような仕組みでお湯を沸かす省エネ機器。
最近は古い電気温水器やガス給湯器からの交換・リフォーム時に合わせて導入する家庭も増えています。
※出典:関西電力│エコキュートとは?
従来のガス給湯器と比べた、エコキュートのメリット
✅ 深夜の割安な電力を使ってお湯をためる
→ 家計にも優しく、光熱費の削減効果が大きいのが特徴です。
✅ CO₂の排出を抑え、環境にもやさしい
→ 脱炭素が進む中で、将来性のある設備です。政府も補助金を出して家庭への導入を進めています。
✅ 火を使わないので安全性が高い
→ 小さなお子さんや高齢者がいるご家庭にも安心です。
「最近は電気代も上がっているし、本当にお得なの?」という声も聞かれますが、
ガスや灯油の価格変動に比べれば、電気の方が料金の予測がしやすく、安定しているという面もあります。
実際、都市ガスからエコキュートに変えたご家庭では、年間で4〜6万円程度の光熱費ダウンを実感しているケースも少なくありません。
実際にエコキュートを設置して感じた、メリットと注意点
実は私自身(30代後半・2児の母)も3年前、自宅にエコキュートを設置しました。
おうちでエコキュートを使っていて実際のところどうなのか、弊社で工事させていただいたお客様から寄せられる感想も踏まえて、メリットと注意点をまとめてみました。
エコキュートに変えたメリット
・光熱費の負担が減った
→ 都市ガスからエコキュートへの交換でしたが、光熱費の負担が軽くなりました。
・スマホのアプリ連携で外出先でも操作できて便利
→ 外出先や2階からでも操作ができるので、どこに居てもお湯はりが簡単に。
・災害時にタンクの水が使える
→ 災害時の備蓄が気になりますが、自宅にいざというときの非常用水があるとやはり安心です。
・安全性の高さ
→ 小さな子どもや高齢者のいる家庭では「火を使わない」安心感は大きい

エコキュートを設置するときの注意点
内容 | 対応策 |
---|---|
貯湯タンクを設置するスペースが必要 | 設置場所の確保が前提。建物裏手や勝手口まわりなどを活用するパターンが多い。 |
一部機種は水圧が弱い | 高圧タイプ・水道直圧給湯タイプで対応可能。最近は様々なメーカーから高圧型のモデルが発売されています。 |
初期費用がやや高い | 補助金を活用すれば導入費用は抑えることができる |
▼光熱費削減のコツはコチラで詳しく解説しています。
導入にかかる費用と補助金制度について
エコキュートの本体価格は25万〜40万円前後(機能・容量による)、設置費用込みで30〜50万円台が一般的な価格帯です。
ただし、条件を満たす対象機種を選べば、国から補助金が支給されるため、最大17万円の補助金を受け取ることができます!
なので、実質20万円台から導入可能になるケースもあり、初期費用をぐっとお安くすることができます。
補助金を受け取るには、「給湯省エネ2025事業」登録事業者による申請が必要となるため、必ず購入先の業者が補助金代行申請可能かどうか、事前に確認するようにしましょう。
補助金が利用できるエコキュート交換事業者をお探しの方へ
わたしたちCoolsは、2025年エコキュート補助金の登録事業者なので、補助金の代行申請を無料でおまかせいただけます◎
事業所も全国各地に展開しているので、遠方にお住いの方でもお気軽にご相談いただけます。
ちなみに、「給湯省エネ2025事業」公式サイトにて、お近くの補助金の相談ができる事業者を検索することもできます。
>>補助金利用を相談できる事業者(住宅省エネ支援事業者)の検索
よくある質問(FAQ)
Q1. エコキュートって冬場でもちゃんとお湯が出るの?
A. はい、冬でもしっかりお湯が使えます。
エコキュートは空気中の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ式の給湯器ですが、寒い冬でも問題なく使えるように設計されています。
また各メーカーでは、-10℃以下の環境でも安定して動作する「寒冷地仕様モデル」も販売されており、積雪のある寒冷地でも多くのご家庭で利用されています。
Q2. タンクのお湯がなくなったらどうなるの?
A. 自動で追加加熱されますが、使いすぎには注意が必要です。
エコキュートは夜間に沸かして日中に使う「貯湯式」のため、使用量が設定より大きくなると、タンク内のお湯が足りなくなることがあります。
ただし、最近の機種は学習機能があり、家族の生活パターンに応じて自動で湯量を調整してくれるので、普通に暮らしていて困ることはまずありません。
Q3. 停電や災害時には使えなくなりますか?
A. 一部制限はありますが、タンク内の湯は使用可能です。
停電中は新たにお湯を沸かすことはできませんが、貯湯タンクに残っているお湯は手動で取り出すことができます。
断水時にも、生活用水(トイレ・洗顔・簡易シャワー)として活用できるため、非常時の備えとしても優秀です。
▽エコキュートの非常用水の取り出し方は、コチラをご参考にどうぞ。
災害時の備えに!エコキュートを非常用水として使う方法と注意点をプロが解説
Q4. エコキュートの設置に必要なスペースは?
A. エコキュートは「貯湯タンクユニット」と「ヒートポンプユニット(室外機のようなもの)」の2つで構成されており、それぞれに設置スペースが必要です。
【目安サイズ】
- ・貯湯タンクユニット:高さ約2m、幅約60cm、奥行き約50cm
- ・ヒートポンプユニット:幅約80cm、奥行き約30cm、高さ約70cm
この2つを、適切な間隔(50cm〜1m程度)をあけて設置するため、全体としては2畳分くらいのスペースが目安となります。
設置場所は、浴室やキッチンなど水回りに近く、給湯配管が15m以内に収まる位置が理想です。
また、ヒートポンプは稼働音があるため、音が反響しにくい場所(壁や囲いに囲まれていない開放的な場所)への設置が推奨されます。
各メーカーから狭小地用の薄型やスリム型などコンパクト設計のモデルも発売されているので、住宅街の限られたスペースでも対応できることがほとんどです。
実際の設置可否は現地調査で確認できますので、まずはお気軽に相談してみてください。
Q5. エコキュートってどのメーカーが良いんですか?
A. 一般的に人気があるのは、パナソニック・三菱電機・日立・ダイキン・コロナです。
それぞれ機能に特徴があります。たとえば、
- パナソニック:スマホ連携や自動節電に強い
- 三菱電機:高圧給湯や「バブルおそうじ」などお風呂機能が充実
- 日立:水道直圧式出湯・断熱性の高い「ウレタンク」採用
- ダイキン:業界トップクラスの水圧・空調メーカーならではのヒートポンプ技術を搭載
- コロナ:ES(エネルギーセーブ)制御システム、安全性に配慮した設計
「どこが一番いい」というよりも、自宅の条件・使いたい機能・設置スペースによって最適な機種が変わります。
まとめ:本当に必要なリフォームとは「毎日使う設備を快適にすること」
リフォームというと、目に見えるところに注目しがちですが、実際には毎日使う場所こそ、ストレスなく心地よく利用できるよう見直す価値があります。
特に給湯器は、
- ・光熱費に直結するため、家計への影響が大きい
- ・毎日の生活にとって必要不可欠なもの
そして、突然の故障で生活に大きな支障が出やすい設備でもあります。
だからこそ、「まだ壊れていないから大丈夫」ではなく、「そろそろ見直してもいいかも」の視点で考えるのが、失敗のないリフォームにつながります。
一番安心なのは、壊れる前に、「選べる状態で自分に合ったものを決めておく」こと。
逆に一番後悔するのは、「壊れてから、選択肢もなく慌てて選ぶこと」です。
10年以上前に建てたマイホームであれば、そろそろ給湯器の寿命が近づいている可能性もあります。
「今の暮らしに合う給湯器ってどれだろう?」「どんな機能があればもっと便利になるかな?」
そんなふうに一度見直してみるだけでも、これからの暮らしがもっと快適になります。
給湯器に関するご相談は、お気軽に住宅設備専門店Coolsへ。
「うちに合う給湯器ってどれ?」「初期費用や電気代がどれくらいかかるのか不安…」
そんな疑問や不安に、専門スタッフが丁寧にお応えします。
Coolsは、しつこい営業をせず、メリット・デメリットを正直にお伝えするお店です。
機種選びから補助金の申請サポート、工事後のアフターケアまで、お客様に「相談してよかった」と思っていただける対応を心がけています。
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ご家族のライフスタイルや将来のことまで一緒に考えながら、納得のいく給湯器選びをサポートいたします。
「まだ検討中なんだけど…」という段階でも大丈夫ですので、お気軽にご相談くださいませ。
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