【冬のエコキュート設定温度】何℃が正解?ぬるい・熱いを防ぐ最適温度ガイド

落合 祐太
第二種電気工事士/液化石油ガス設備士/ガス機器設置スペシャリスト 落合 祐太

エコキュート施工歴8年。

メーカー認定代行店として、給湯器・エコキュートの設置や修理に多数携わる。

電気・ガス両方の専門知識を活かし、正確でわかりやすい情報発信を行っています。

監修者
小林 拓也

エコキュート・ガス給湯器専門ライター

小林 拓也

エコキュート専門店スタッフ。補助金制度や製品仕様にも精通する。
現場スタッフやカスタマー対応部門と連携し、お客様が知りたい情報をわかりやすく発信するコンテンツ作りを心がけております。

執筆者

こんにちは。エコキュート・省エネ設備専門店Coolsのたくやです。

寒さが厳しくなるこの季節、エコキュートの設定温度はどう設定していますか?

「電気代を抑えるために低めにしている」そんな方もいるかもしれませんが、
冬場の設定温度の設定を間違えると、逆に電気代が高くなってしまうことも…!

まず結論として、冬場のエコキュートの設定温度は50〜55℃がベストです。

  • なぜ設定温度は50℃前後がいいの?
  • 設定温度が低すぎると何が起こるのか?

そんな疑問を徹底解説していきます。

合わせて、電気代を節約できるエコキュートの活用術もご紹介するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

目次

冬場のエコキュート設定温度は50〜55℃が最適!

寒い冬は、水道水の温度も下がり、配管が冷たくなるために、エコキュートで沸かしたお湯が蛇口に届くまでに冷えてしまいます。

そのため、設定温度を50℃以上に設定することで、適温のお湯を快適に使えるようになります。

冬の設定温度は50~55℃が最適な理由

理由1:お湯が配管を通る間に冷めてしまうため

エコキュートで作られたお湯は、タンクから配管を通って蛇口やシャワーまで移動します。

冬場は外気温が低いため、お湯が蛇口に届くまでに3~5℃程度冷やされることがよくあります。

たとえば…

  • 設定温度50℃ → 実際に出てくるお湯は45~47℃
  • 設定温度45℃ → 実際に出てくるお湯は40~42℃(ぬるすぎる!)

つまり、設定温度が低いとぬるい!と感じて結局お湯を長く使ってしまう。

→  余計に電気代がかかるという悪循環に。

理由2:いつでも適温のお湯が使え、追い焚きもスムーズ

寒い冬は、お風呂に入る時間が長くなりがち。

特に、家族がバラバラの時間に入浴すると、お湯の温度が下がり、追い焚きに時間がかかることも。

エコキュートの温度を50〜55℃に設定しておくと、貯湯タンク内のお湯の温度が安定し、よりスムーズに快適に使えます。

この設定にすることで、エコキュートから浴槽までの配管内でお湯が冷めにくくなり、快適な温度をキープしやすくなります。

また、追い焚きにかかる時間も短縮できます。

ちょっとした工夫をプラスすると、より効果的

  • 浴槽にフタをする → お湯の温度をキープしやすい
  • 保温シートを使う → 冷めにくくなり、温度変化を抑えられる
  • 家族ができるだけ続けて入る → 湯温が下がる前に使えて、効率的

こうした工夫をプラスすれば、お湯が冷めるスピードがゆるやかになり、結果的に電気代の節約にもつながります。

ちょっとしたひと手間で、冬のお風呂をより快適&お得にしちゃいましょう!

理由3:水圧が安定し、快適なシャワーが楽しめる

エコキュートは「水圧が弱い」と感じる方も多いですが、設定温度を50℃以上にすると、水道水を混ぜることで水圧が上がり、快適なシャワーが使えます

特に冬場は、お湯の温度が低すぎると、水をあまり混ぜられず、水圧が弱くなってしまうことも…。

シャワーの勢いをキープしたいなら、50〜55℃に設定するのがおすすめです!

設定温度の違いでシャワーの水圧も変化

水だけ100%開放すると勢いが強く、お湯を出すと弱くなる」と感じたことはありませんか?

これは、お湯の供給量が水道圧よりも低いために起こる現象です。

例えば、42℃の給湯温度で42℃のお湯を出す場合は、お湯だけを100%使いますが、50℃の設定なら、お湯と水をバランスよく混ぜて42℃に調整できるため、快適な勢いでシャワーを楽しめます。

だからこそ、給湯温度を高めに設定することで、水とお湯のバランスを調整しやすくなり、結果的にシャワーの勢いが改善されるのです。

特に冬場は、設定温度が低いと水をほとんど混ぜられず、シャワーの勢いが弱くなることもあるので、50〜55℃に設定しておくのがおすすめです!

冬場に設定温度を下げすぎると起こる3つのデメリット

「節約のために設定温度を40℃以下にしている…」そんな方は要注意!

実は、設定温度を下げすぎると、かえって電気代が高くなってしまうんです。

デメリット1:お湯の使用量が増えて、逆に電気代UP!

ぬるすぎると「温まらない…」と感じて、シャワー時間が長くなりがち。

特に冬は、シャワーだけでなくお風呂の回数も増えるので、低すぎる温度設定はむしろ逆効果なんです。

デメリット2:雑菌が繁殖しやすくなり、衛生面リスクが増加

45℃未満は、レジオネラ菌などの雑菌が繁殖しやすい環境です!

特に、エコキュートの配管内に溜まったお湯が長時間ぬるい状態になると、雑菌が繁殖しやすくなります。

家族の健康を守るためにも、給湯温度は50℃以上に設定して、清潔に使いましょう。

デメリット3:混合栓(温度調整装置)がうまく作動しなくなる

エコキュートのお湯は、混合栓(温度調整装置/サーモスタット)によって蛇口の混合栓で水と混ぜて温度調整されますが、設定温度が40℃以下だとうまく作動せず、水圧が安定しないことも…!

「シャワーの温度が安定しない」
「お湯が急にぬるくなる」

といったトラブルを防ぐためにも、適切な温度に設定しておくと安心です。

間違った温度設定で損しないために!専門家に相談しよう

エコキュートの故障・交換はCoolsまで

ご家庭でお使いの給湯器やエコキュートのご相談は、Coolsにお任せください。

初めてエコキュートのことを知る方にも分かりやすく、知識・経験豊富なプロのスタッフが丁寧にご対応させていただきます。

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エコキュートの正しい使い方を知って、快適&お得な冬を過ごしましょう。

小林 拓也

エコキュート・ガス給湯器専門ライター

小林 拓也

エコキュート専門店スタッフ。補助金制度や製品仕様にも精通する。
現場スタッフやカスタマー対応部門と連携し、お客様が知りたい情報をわかりやすく発信するコンテンツ作りを心がけております。

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