みなさまこんにちは。エコキュート・省エネ住宅設備専門店Coolsのゆみです。
弊社はエコキュートに特化した専門店として、毎日数多くのエコキュートの設置や交換工事を行っております。
エコキュートを設置しているお宅で、
- 「そんなに使っていないのにお湯が足りなくなる…」
- 「お湯の減りがなんだか早い気がするけど、これって故障?」
そんな不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はエコキュート専門店スタッフの視点から、「エコキュートのお湯の減りが早い」「お湯が足りなくなる原因と対処法」について徹底解説していきます!
故障の有無と修理が必要かどうかも説明していきますので、エコキュートを設置しているご家庭の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
エコキュートのお湯の減りが早い原因6選

まずはエコキュートのお湯の減りが早い時に考えられる要因を挙げていきます。
当てはまることがないかチェックしてみましょう!
- 外の気温が低い
- 旅行などで数日お湯を使用していなかった
- 自動配管洗浄が作動
- 追い焚き機能や保温機能を使用している
- 水漏れしている
- エコキュート基盤(三方弁)の故障
いかがですか?当てはまるものはありますか?
次のセクションで、それぞれ詳しく解説していきますね。
エコキュートのお湯の減りが早い具体的な原因とは?

具体的にどのようなことが起きているのか、修理は必要なのか不要なのかに分けて説明していきます💡
修理が不要な場合
まずは修理の必要がないものを、対処法と併せてご紹介していきます。
外の気温が低い場合
冬場などは外の気温が低くなるため、タンクに貯めてあるお湯が冷めやすくなり、お湯を沸かすのに通常よりエネルギーを必要とします。
エコキュートのタンクは断熱材などにより保温されていますが、外の気温が低ければその分お湯が冷めるスピードも早くなります。
また、エコキュートはタンクの中の熱いお湯と水道水を混ぜて適切な温度のお湯を出しているので、水道水の温度が低いとその分必要となるお湯も多くなります。
この場合は故障ではないので、修理は必要ありません。
外の気温が低い冬の時期などはこまめにお湯の残量をチェックして、必要に応じて沸き増しを使用しましょう。
同じお湯の量でも、夏場と冬場では消費する早さが異なりますので注意が必要です!
エコキュート専門ライターゆみエコキュートは、給湯保温効率が0.1変わると年間の電気代が約1,000円〜2,000円ほど変わると言われています。もしも買い替えを検討する際は、保温効率が高いものを選んだ方がお湯が冷めにくく省エネにも繋がりますのでぜひ覚えておいてください。
給湯保温効率3.5のものから3.7に変えるだけでも年間で2,000円〜4,000円、10年間で20,000円〜40,000円もの電気代削減・節約が見込めることになります。
旅行などで数日お湯を使用していなかった場合
エコキュートは、タンクに沸きあげる湯量を一週間のお湯の使用量から設定されるので、数日お湯を使用しないとタンクの湯量が減り、帰ってきて使用するときにお湯が足りなくなってしまう可能性があります。
その場合使用する前にあらかじめ「沸き増し設定」をしておくといいでしょう。
数日使用すれば、元に通常のタンク湯量に戻るかと思います。
自動配管洗浄機能を使用している場合
自動配管洗浄機能とは、浴槽の残り湯を排水する(お湯を抜く)時に、風呂配管内に残ったお湯を自動で洗い流す機能です。
新しいお湯を使って配管内の汚れた水を押し流す機能になるので配管を綺麗に保つことができて、次にお湯はりをするときにきれいなお湯でお風呂を沸かすことができる便利な機能です。
ただ、この機能が作動するとタンク内のお湯を消費しますので、タンクのお湯が急激に減る場合があります。
自動配管洗浄は1回あたり約10Lのお湯を消費すると言われていますので、お湯の量が少なくなっている時は注意しましょう。
追い焚き機能や保温機能を使用している場合
お湯はりが終わった後もお湯の温度を一定に保ってくれる「自動保温」と、浴槽内のお湯が冷めた時に沸かし直す「追い焚き」機能の使用もタンク内のお湯の量が減りやすくなります。
お湯をはった後に保温機能で適温に保とうとする際、浴槽内のお湯を循環させてタンクの中の熱を使って冷めたお湯を温めます。
追い焚き機能の使用も同様な仕組みとなっており、かなりお湯が冷めてしまった時に追い焚きを使用する場合、多くのタンク内のお湯を使用しますのでお湯の量が減っていきます。
お湯が頻繁に足りなってしまう場合は「保温」と「追い焚き」の使用や設定見直しをしてみましょう。
「入浴が終わったら保温を切る」「自動保温の機能をOFFにしておく」をこまめにしておくことで、タンク内のお湯の減りも抑えることができます。
それでも改善されない場合は、次に買い替えをする際にはエコキュートの容量アップを検討しても良いですね。
修理が必要な場合
次に、修理が必要なものをご紹介していきます。
水漏れしている場合
エコキュートの配管に亀裂が入っていたり、タンクとヒートポンプやお風呂の配管と配管をつなぐ接続部分から水漏れが発生してしまうことがあります。
上記の部分からお湯が漏れてしまっている場合は、当然使用していなくてもどんどんお湯が減っていきます。
エコキュートのタンク周辺に水たまりがないか、配管のつなぎ目などから水漏れがないか確認し、もし目視できる場合は漏水の可能性があります。
その場合は、すぐに点検や修理の手配をしましょう。
三方弁や基盤の故障
エコキュートのタンクの下に取り付けられている「三方弁」という部品やそれを制御する基盤などが故障を起こしている場合があります。
三方弁は、タンクの下に溜まっている水をヒートポンプという装置に送り、ヒートポンプから送られてきたお湯をタンクの上に送る役割を担います。
本来はタンクの上部からお湯がたまっていくようになっており、沸きあげが完了したことを検知するセンサーはタンクの下部についています。
そのため三方弁が故障してしまうとヒートポンプから送られてきたお湯をタンクの下部へ流してしまいますので、温度センサーが湧き上げが完了したと勘違いしお湯の沸き上げが停止してしまいます。
三方弁や基盤の故障が疑われるときはメーカーや設置業者に点検や修理を依頼しましょう。
設置から10年以上経過しているなら交換も検討を
前項ではすぐに修理が必要になるものをご紹介しましたが、もしご自宅のエコキュートが設置から10年以上経っているなら交換を検討するのに最適なタイミングです。
エコキュートの寿命は、一般的に10年~15年と言われています。
まだ使えるからと不具合を放置していると、必要以上の光熱費がかかってしまったり、突然の故障で思わぬ大きな出費が発生することも…。
2026年度も、経済産業省が推進する「給湯省エネ2026事業」にて補助金の支給が決定しています。
省エネ効率が高く、便利な機能がたくさん搭載された最新のエコキュートは、お風呂の時間を快適にするだけでなく長期的なランニングコストも大幅に下げてくれます。
「交換も検討しようかな」とお考えの方は、一度無料見積もり作成で実際の費用感を確認してみてください。
まとめ│エコキュートの不調を直して、快適なバスタイムを


エコキュートのお湯の減りが早い時は、まずはご紹介した項目に当てはまる原因などないか確認してみてください。
- エコキュートのタンク周辺に異常はないか
- リモコンに異常を知らせるエラーメッセージなどが表示されてないか
エラーコードに表示された内容を確認して、自身での対応が難しい場合には、遠慮せずメーカーや業者に問い合わせてみると安心です。
修理が不要な要因の場合は、ぜひそれぞれの対処法を試してみてくださいね。
エコキュート故障・交換の相談はCoolsまで
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