こんにちは、エコキュート・省エネ住宅設備専門店Coolsのきよみです。
エコキュートを取り扱っていて、お客様からよくいただくのが「エコキュートって水抜きした方がいいの?」というご質問。
結論からいうと、“水抜きは必要に応じてやった方がいい”です。
必要に応じて、というと少しあいまいに感じるかもしれませんね。
「実際にはいつ、どんなときにやればいいの?」と迷う方も多いかと思います。
この記事では、初めての方でも分かるように、エコキュートの「水抜き」の必要性・方法・点検のタイミングなどをまとめてご紹介します!
お使いのエコキュートやこれから設置するエコキュートを、長く安全につかうために、ぜひこれからお伝えすることを覚えておいてください。
エコキュートの水抜き、本当に必要なの?

エコキュートの水抜きにおすすめのタイミング
エコキュートを長持ちさせるためには、水抜きは必要です。
特に、以下のようなときには水抜きが効果的です。
- 長期間使用しない(旅行や長期不在時など)
- 年に1回のメンテナンスとして
- 水質が悪い地域にお住まいの場合
タンク内の水は時間とともに濁ったり、においが気になったりすることも。
そのまま使い続けると、機器に負担がかかり、故障の原因にもなりかねません。
実際にあったご相談例
お客様の中には、「長期間の旅行から帰ったらお湯のにおいが気になった」という方も。
調べてみると、タンク内に汚れがたまっていたことが原因だと考えられました。
こういったトラブルは、水抜きをしていれば未然に防げたケースも多いんです。
水抜きを「しないとどうなる」?

水抜きをしないと起こるリスク
「特に困ってないから、やったことない」という方も多くいらっしゃいますよね。
でも一度もやらずに放っておくと、こんなことが起こるかも…
- タンク内部に汚れやサビがたまる
- 衛生面のリスクが高まる
- 異音や水漏れの原因になる
- 機器の寿命が短くなる
水道水の中にはわずかに鉄分やミネラル分が含まれていて、それが長期間タンクにたまると、サビや汚れの原因になります。
この汚れが配管に流れ込むと、給湯の効率が下がるほか、最悪の場合、交換修理が必要になることも…!
特に注意が必要なタイミング
- 10年以上経過した機器
- 井戸水を使用しているご家庭
- 台風や停電後(停電による水抜けのトラブル)
水抜きは「何年ごと」がおすすめ?

水抜きは、年に1回程度を目安に行いましょう。
とくに、冬を迎える前や夏に入る前などの季節の変わり目に実施すると、エコキュートを良い状態で使い続けやすくなります。
季節ごとのポイント
冬前:凍結対策として
外気温が下がる地域では、タンクや配管の凍結を防ぐための準備としても効果的。
夏前:におい対策として
湿気が多くなる季節は、タンク内に雑菌が繁殖しやすくなるため、水抜きでリセットを。
つい後回しにして忘れてしまいがちなことなので、〇月は点検すると先にスケジュールを入れておけば、ルーティン化できておすすめですよ!
水抜きの方法は?自分でできる?


水抜き作業は、専門業者に依頼しなくても、ご家庭で行うことができます。
ただし、機種ごとに手順が異なる場合があるため、必ず取扱説明書を確認しながら進めることが大切です。
誤った手順で進めてしまうと、正常に動かなくなったり、思わぬトラブルにつながることもあるため、無理をせず落ち着いて作業しましょう。
自分で水抜きする大まかな流れ
- ブレーカーをオフにする
- 給水・給湯の元栓を閉める
- ドレンコック(排水口)を開けて水を抜く
- タンク内が空になったら、コックを閉めて元栓を戻す
- ブレーカーをオンにする
作業時の注意点
- 水は完全に冷めた状態で行う(やけど防止のため)
- 排水時には水が勢いよく出ることがあるため、バケツやホースを準備する
- コックの開閉は慎重にゆっくり行うこと
参考になるメーカー動画
▼パナソニック エコキュート│水抜きの手順
▼コロナ エコキュート│長期間使用しないときの水抜き方法
メーカーや製品によって水抜きの方法は異なる場合があるので、実際に行う際には必ず取扱説明書の手順にしたがって行うようにしましょう。
「自分でできそうだけど、ちょっと不安…」という方は、業者のメンテナンスの際に、実際の作業を見せてもらうのもおすすめです。
水抜きを「訪問で業者に頼む」といくらかかる?
業者に水抜きを依頼した場合の費用相場は、約5,000円~15,000円程度が目安です。
これは、作業時間(※一般的には1~2時間)や地域、機種によっても異なります。
メーカーに直接依頼することもできますが、費用は割高になります。
参考リンク:ダイキン│長期間不在にする為、水抜きを行いたい – よくあるご質問
エコキュートってどれくらいで点検したらいい?


エコキュートのご家庭での点検は、1年に1回がおすすめです。
また、大手メーカー・ダイキンやパナソニックなどは、業者による定期点検は3年に1回程度を推奨しています。
ご家庭での点検でチェックしたいポイント
- リモコンの表示を確認する
- お湯の温度が適切か確認する(ぬるい・熱すぎる)場合は注意
- お湯の出が悪くないか確認する
- 室外機(ヒートポンプユニット)にゴミが詰まったり、風の通り道をふさいでいないかを確認
- 貯湯タンクの周囲に水漏れや湿気がないか見る
- 運転音に異音(大きな音、振動音など)がないか確認する
- 非常用取水口の場所を把握しておく
定期点検を受けておけば、突然故障してすぐに交換が必要になるリスクを大きく減らせます!
「長年使っているエコキュートの状態が気になる」
「そろそろ買い替え時か判断したい」
そんな方はぜひ一度、弊社までご相談ください。
エコキュートに詳しい経験豊富なスタッフがあなたのご家庭まで無料でお伺いし、エコキュートの状態を確認の上、状況に応じた最適な提案をさせていただきます。
エコキュートの水って飲めるの?


水抜きの話をしていて、タンクの水の安全性が気になった方もいるのではないでしょうか。
エコキュートの水は、飲み水としての使用はできません。
エコキュートのタンクは、常に高温に保たれているため、雑菌は繁殖しにくい構造ですが、それでも飲用としての水質基準は満たしていない可能性があります。
非常用水としての使う場合
- 停電時や災害時には貯湯タンクの下部から水を取り出すことができる(取り出し口あり)
- 飲用する際には、煮沸消毒が必要
- トイレ用水・洗濯・手洗いなどの用途で活用できる
タンクの水をいざ使おうというとき、内部が清潔に保たれていれば安心ですよね。
よくある質問(Q&A)
Q1. タンクを完全に空にしないとダメですか?
いいえ、完全に空にする必要はありません。
取扱説明書では「ドレンコックを開けて可能な限り排水する」とありますが、水を少し残すことで部品保護になる設計のものもあります。
無理に完全に乾かすと、逆に部品内部に空気が入り、腐食の原因になることもあります。
Q2. タンクの非常用水は飲用できますか?
基本的には、エコキュートの水は「飲用不可」です。
災害時など非常用として使えることがありますが、その際でも口にする際には煮沸消毒を必ず行ってください。
Q3. 水抜き後に気をつけるべきことは?
再び使用する際は、元栓やブレーカーを戻す順序を説明書通りに行いましょう。
誤った順序で戻すとヒーターユニットなどが空運転状態になり、故障する恐れもあります。
エコキュートの水抜きについてご紹介しました


最後に、エコキュートの水抜きに関するポイントをまとめます。
- 水抜きの目安は年に1回
- 水抜きを一度もしないで放置していると故障・サビ・異音などの原因になる可能性も
- 家庭で自分でもできる、業者に依頼することも可能
- エコキュート点検は年に1回、業者による定期点検は3年に1回が理想
- タンクの水は基本的には飲用不可(煮沸必須)
水抜きってやり方がよく分からないし、ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、5~10分の作業でエコキュートの寿命が延びるかも…と思えば、やる価値は十分にあります。
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